京都府内産材利用拡大協議会 平成28年度事業実績

投稿日 2016年12月1日

京都府内産材利用拡大協議会(以下、協議会)は、京都府産木材の地産地消を目的に、林業業界、木材産業界、建築業界が連携をとりながら、新たな流通体制の構築や京都府産認証木材製品の品質の標準化及び向上、さらには京都の木材業界が独自に策定している品質規格「京都木材規格(KTS)」の普及と啓発を行う組織です。

具体的には以下の5つの活動を行いました。【平成28年度実施実績】

1.一般流通する京都府産木材を使用した木材構造設計講座の開催

京都府産木材を用いた木材建築物の構造設計が可能な人材を養成するための初級講座を開催します。

京都府内の設計事務所、工務店および京都府内の自治体の工事発注担当者を対象とした講座です。

10月24日(月)10時~ 京都大学生存圏研究所(京都府宇治市五ケ庄)

10月28日(金)11時~ 福知山市武道館(京都府福知山市字猪崎377-1)

木造建築のための木材のキホン講習会

詳細は、こちらをご覧ください。

京都府産木材で木造建築物を建てるためのマニュアル作成

中大規模建築物に京都府産の木材を使う手順書

『京都府の木で木造建築物を建てるためのイロハ』

詳細は、こちらをご覧ください。

2.製材所・木材流通事業者向け経営改善および品質管理向上講座の開催

作業効率の改善に関する講習、省エネや木材加工等に関する光熱費削減や環境問題の講習を開催し、京都の木材業界の活性化を促します。

京都府内の製材所、流通事業所を対象に行いました。

平成28年11月6日(日)

会場:京都府中小企業会館

 

3.製材所への人工乾燥機導入促進のためのセミナーの開催

京都府内事業者が人工乾燥機を導入するために必要な情報を得るために7月1日に開催されました。

木材の乾燥メカニズムから、乾燥機メーカーによる乾燥方法の紹介が約2時間に渡って講演され、製材所を中心とした方々が集まり、熱心に耳を傾けていました。

乾燥機セミナー1

乾燥機セミナー2

 

乾燥機セミナーチラシ

  

 

4.原木の強度による選別と販売の実証

原木の曲げ強度の測定を行い、測定に基づいた原木市場での原木の選別販売の結果を検証します。

原木強度を測定、表示することが木材価格に影響するのか、また、製材所等にとってもメリットが大きいのかを実証し、需要拡大につなげます。

 

5.地域材プロモーション動画製作と普及啓発グッズの配付

地域材のプロモーション動画を製作。「木づかいによる森林環境改善」「木づかいのメリット」をわかりやすく伝えられる内容にし、イベント時等に上映します。また、「京都の木をつかって、森をささえる」をキーワードとした普及啓発グッズも製作し、配付。

京都府の木プロモーション動画 公開YouTube

「いろいろいいこと、木をつかうこと。」

 

【組織概要】

京都府内産材利用拡大協議会

*構成団体*

■ 京都府森林組合連合会

■ 一般社団法人京都府建築士会

■ 一般社団法人京都府建築士事務所協会

■ 一般社団法人京都府木材組合連合会

■ 公益社団法人京都モデルフォレスト協会

 【事務局】

一般社団法人京都府木材組合連合会

〒604-8417 京都市中京区西ノ京内畑町41-3

電話:(075)802-2991 ファクス:(075)811-2593 E-mail:info@kyomokuren.or.jp

※京都府内産材利用拡大協議会の平成28年度の活動は平成27年度林野庁「地域材利用拡大緊急対策事業」(地域材利用の木材関係者等への支援対策事業)によって行いました。

 

平成26年度林野庁木造住宅等地域材利用拡大事業の内容(平成27年度実績)は、こちら

京都府内産材利用拡大協議会